大物?

スカイ

2010年06月30日 00:34

4月に、H漁港へ釣行した時のことです。

私は、いつもどおりにダゴチンでチヌ狙い。
ノッコミ狙いです。他には、エギンガーが数人ほどで、フカセ師はいませんでした。

しばらくして、私の隣にフカセでチヌ狙いの釣り人が2人やってきました。
私は、勝手にフカセ師とどっちが先にチヌを釣るのか、自分の中で勝負をはじめました。


ここのテトラは、オレの釣り座の沖にシモリがあって、そことテトラとの間でチヌが食うのさ。
この勝負は勝ったな。


と上から目線で釣っていました。

しかし、かかってくるのは、フグばかり。
それは、隣のフカセ師もそうでした。

お互いにフグを釣りまくっていた時、隣のフカセ師の竿が大きく曲がります。


やばい。これはでかい。今の時期だとチヌだろう。
負けた…


ふと見ると、フカセ師はタモを用意していないようです。
竿はかなり曲がっています。


これは、潔く負けを認めて、タモ入れを申し出よう。

と決心し、タモを持って様子を見ていると、


なんか水面でバシャバシャやっています。


何?アレ。魚じゃないみたいだけど?


隣のフカセ師は少しずつ寄せにかかっているようです。


すると、また、何かがバシャバシャやっています。



ん?また?ウミウ?とかいう水鳥か?
そういえばさっきいたな~


で、フカセ師をみると、竿の曲がり方がおかしい気がします。
なんか、下に向かってひいているのではないような曲がり方です。


ん?これは?

もしかして?



ミラクルなのか?


鳥get?




次の瞬間、鳥が一気に浮いてきて沖に走ろうとします。
フカセ師の竿も同じように動いています。

鳥確定です。


やっぱ、鳥じゃん。すごいよ。ミラクルだよ。


すると、フカセ師がこっちを見て苦笑いしています。

急にフカセ師の竿さばきが乱暴になります。
どうやら、ハリス切れを狙っているようです。


が、ハリスが切れる気配がありません。




こりゃタモ入れしてやらないと、竿折れるな。

と思い、「すくいましょうか?」と聞いてみます。

すると、「お願いします。」と恥ずかしそうに。


それで、寄せてくると、やはり、水鳥です。



おお~鳥釣っているの初めて見た。
やべ。爆笑しそう。



無事、タモ入れ。

で、水鳥を見ると、スレがかりではなく、しっかりとチヌバリがくちばしに刺さっています。


やばい。くちばしにかかってんじゃん。写真とりて~


とか思いながら、針を外して、

リリース?

一応、釣り主に確認しておこう。
もしかして、焼き鳥にするとかはないよね?


で、笑いをこらえながら「逃がします?」

「お願いします」とややはずかしそうでした。

で、無事、リリース。

間抜けな会話ですが。

私「エサは、何でした?」

フカセ師「オキアミです。ウキがスパッと入って、重量感があったので本命GETと思ったんですが…」

私「まさかの」

フカセ師「ええ。まさかの鳥でした。初めてでした。」

私「私も初めてタモですくいました」

フカセ師「気を付けた方がいいですよ。」

私「そうですね。」


その後、水鳥で釣り場が荒れたみたいで、フグさえあたりがなくなり、納竿としました。

何も釣れませんでいたが、鳥を釣る凄腕釣り師を見ることができたので満足でした。


でも、本当に気を付けないと、次は我が身かもと思いました。


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